2018年12月



12月2日

10月下旬に報道発表がありました迫田監督の退任について、
11月13日に取材させていただいた時点での情報。

10月に学校側から急に通達された。
退任理由の説明はなかった。
選手たちへの説明もなかった。
選手も保護者も反対している。
後任は今年から入った20代のコーチ。

監督さんは「進退を決めるのは学校」と静観。
何か反対をする行動を起こすつもりはない。
これで野球を辞めようという気持ちはない。
各中学に退任をするお詫びをして廻った。
進学検討中の生徒が40人ぐらい取りやめた。

保護者説明会があり学校側を糾弾。
その後どうなったかはまだ知りません。







12月9日

11月13日に如水館取材。

日曜日の練習試合で2回か、ヒットで出て、ツーベース打って二三塁ですよ。
で相手のセカンドとショートのぱっと前に出て、それでセカンドランナーの奴がリードを多くとって、
二塁にレフトが入って牽制が来てアウト。それだけならいいんですが、
そのあとにサードランナーがスタートしてアウト。無死二三塁が二死ランナーなし。

そんなことも練習せにゃあいけん。いや練習せにゃあいけんという問題じゃないんじゃ。
ランナーが出たら油断をしちゃいけんのんよ。
野手が前に出るほど何かがあるんじゃないかと考え方とかね。
それができにゃいけんのんじゃのに、反対に油断させられて自分らがダメになるようなね。
試合経験がなくてもこれは考えてごらんゆうて。初めてやられたんです。
違うよランナー出たら野手が離れるほどちょっと注意せにゃいけんぞとか、
何かおかしいぞというぐらいは考えにゃいけん。それがわからんのは野球をやってるあれじゃない。

まして足の速いランナーがサード側のランナーなんです。
二塁がアウトになる頃にぱっとスタートして、そんなことしよったらなんにもならんよ。
行かんかったら一死三塁でまだチャンスあるじゃないですか。自分は足が速いんじゃけえ。
無死二三塁が二死ランナーなし、バッターがまだ1球も打ってなくて、
まして6番バッターかな、1番チャンスの時にね。バカなんじゃないですかね。
そんなことはね、平然として起こるんですよ。

大分チームが固まってきたもんですから、そこらの部分的なものを、野球を知らないんですよね。
今の子いうのはただ打って投げて走るゆうのが野球というような感じになって、
それも打つのも小さい頃からあれですね、ホームラン狙いですよね。
だからあまり細かいことをやってないから、そういう中でちょっと細かいことをされたら
おかしくなったりとか、初めてゆうたって野球ゆうのはボール持った人が中心で、
そういうことを練習しないといけないような、それはもう高校野球じゃないというような感じですね。
それがすごく競るようなチームなんですよ、大阪で3位ですからね。
それとやっとるのに無死二三塁でそこからダブルプレーは何が何でもないじゃろうゆうても、
それを練習せにゃいけんことだとわしは思わんけどね。そこらがあるんですよ。







12月16日

迫田監督の話つづき。


大分チームが固まってきたもんですから、そこらの部分的なものを、野球を知らないんですよね。
今の子いうのはただ打って投げて走るゆうのが野球というような感じになって、
それも打つのも小さい頃からあれですね、ホームラン狙いですよね。

だからあまり細かいことをやってないから、
そういう中でちょっと細かいことをされたらおかしくなったりとか、
初めてゆうたって野球ゆうのはボール持った人が中心で、
そういうことを練習しないといけないような、それはもう高校野球じゃないというような感じですね。
それがすごく競るようなチームなんですよ、大阪で3位ですからね。
それとやっとるのに無死二三塁でそこからダブルプレーは何が何でもないじゃろうゆうても、
それを練習せにゃいけんことだとわしは思わんけどね。そこらがあるんですよ。

何やっても、今日なんかちょっと、Bチームでこいつ試したれゆうて出とる。
そしたらそれが7対2で負けとる時に、カンカンカンと2人が2球で2アウトです。
次のバッターがやっと試合に出れて、ショートじゃ出れんけぇ
セカンドにして出してやれゆうて出したのに、カーンと初球で打ってアウトですよね。
そんなのをまた教えにゃいけんのんですね。

少しは自分らで野球を学ぶ姿勢を作らんといけんですよ。
それがね、やるたびに何か教えにゃいけんなんか教えににゃいけん。
ここらが我々が子供の頃は、いろんなことを大人に教えてもらいよったし、
自分らでやりよったということが一番大きいでしょうね。







12月23日

迫田監督の話つづき。


私が小学校の時に己斐小学校だったけど、古田小学校まで遠征試合をしよったですね。
だから自分らでやるゆう野球が身についているとゆうか、
高校の時でも監督さんが来んで、社会人のNTT中国と練習試合なんですね。
広商の先輩が多いんですよ当時ね。「サコ、もうやろう、監督遅くなるから来たらわしが言うけぇ」 
そうやってやりよったです。試合が済んでも監督さんは来なかったですね。
じゃけどぱっと試合して私ら勝って帰りよったですからね。

ピッチャーはピッチャーでとか攻める時はこうとか、自分らでやりよったですね。
それらが今全くないですから、今教えよるんですが、
あまりにも下に行くほどわからんようになるんですよ。
それはちょっと違いますよゆうようなことがね、難しいです。
今もだから小中で学んだことが、そういうあれが全くなくして、
全くないというのが自分らでどうこうするということがね、ない野球になっとるんですよ。

野球ゆうのはあれなんですよね、春の沖縄キャンプなんか行くじゃないですか、
強いチームほど無駄な練習をしてますね。無駄なゆうのが、
そんなことが試合であるかわからんようなプレーを丁寧にやっとるのはやっぱり強いチームです。
弱いチームはね年に何回かしかないプレーはしなくていいじゃろゆうて。
ちょっとした時にやっぱりミスで負けてそれが大きい形になって。

初回も4点入ったけど何かゆうたらサードの子がトップバッターをエラーで出しとるんですよ。
それでガンガンガンガンとして4点入ったんです。
今の子は自分がやったのはこの一個だけだと思っとるんですね。
エラー一個しかしてないんじゃと。だから力はすごくある。
力が少しついてきたのに、それが本番になったらまた違うことになったりですね。







12月30日

迫田監督の話つづき。


大体ピッチャーというのはブルペンで投げて、最初悪かったのが良くなってくる。
バッター立ったらまた悪くなるんですね。ようやく投げれるようになって、
じゃあレギュラーバッティングを放ってみぃ。そしたらまたやっぱりおかしい。
ようやく投げれるようになったら、今度練習試合やってみぃ。
だからそれらが一人のピッチャーを作るのにものすごく時間がかかるわけです
。一回じゃ良くならんのんですよ。ブルペンでよくなったから、
じゃあ甲子園で投げれるかと言ったら絶対そんなことはないんです。
もう7回も8回もいろんなことをやって経験していかんといけんのんです。

それだけにいろんなことを自分で考えにゃいけんのんですが、
今の子は考えることが苦手なんですよ。いわゆるスマホで育っとるから、
お父さんお母さんもスマホで育っとるから、覚えることせんでええし。
我々の頃は電話番号は30・40は覚えてましたからね。
それは覚えなきゃ困るわけですよ。それを必要としてやりよったけど、
今はお父さんお母さんがやってないのに子供はやらないですよ。
こういう野球を覚えなさいと言っても、全然あれがないんです、
訓練をしてないので覚え方がわからないんですね。
それを教えよったらものすごく時間がかかるんですよ。

だからそういうようなことを、自分らでこう作ってこないといけんのんですがなかなか、
例えば全力疾走ゆうても、それがわしだけいいじゃろうとか。
みんながしなきゃダメですよというのにしなかったりする。
だから個人競技はええんです。オリンピックでも個人競技は強いんです。
自分はこいつのために犠牲になるとか、わしは打てんでもええんじゃ、
助けるためにこうしようとか。まずは親自体が他人のためにするなという感じですね。
もったいないじゃろう。「負けたけどお前はヒットを打っとるやないか」とか
「他の者が打たないから負けたんじゃ。お前はええ」と。

だからそこらのところが個人競技だったら、負けたら自分のせいじゃないですか。
だから一生懸命しますよね、自分のことだから。だけど団体競技になったら
自分だけじゃなしに、他の者のことで左右されるとなったらどうしても薄くなって、
オリンピックでも個人競技は良くなってますが、団体競技になったら難しいということですね。
それを教えるのが今すごく時間がかかってます。





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