補助動詞
他の動詞の補助的な働きをする動詞を補助動詞といいます。
補助動詞は注意して書かないと誤読される(意味が二通りにとれる)ことがあります。
例えば、「歩いていく」のように「行く」をひらいて書くと、
「歩く手段でその場所へ向かう」ともとれるし、「歩くことを継続する」ともとれます。
書き手と読者の認識にずれが生まれます。
大体は文脈で判断してもらえると思いますが、
警戒するならいっそ言い換えてしまったほうが安全です。
〜しておく |
→ |
〜して、それを置く |
→ |
念のため〜する |
〜してしまう |
→ |
〜して、それを収納する |
→ |
おもわず〜する |
〜してみる |
→ |
〜して、それを見る |
→ |
試しに〜する |
〜している |
→ |
〜して、その場所に居る |
→ |
〜を継続している |
〜してやる |
→ |
〜して、それを与える |
→ |
善意で〜する |
〜してあげる |
→ |
〜して、それを上げる |
→ |
善意で〜する |
〜していただく |
→ |
〜して、それを奪う |
→ |
善意で〜される |
〜がある |
→ |
見える物がその場所にある(有る) |
→ |
(見えないものを含め)〜が存在する |
〜してくる |
→ |
だんだん〜の状態になる |
→ |
コンビニ行ってくる |
「見てみると」などのように言葉が重なるのは言い換えたほうが良いと思います。
「見ると」とか「見れば」とかに。
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